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乃木坂46というグループを「好き」だと確信したのは、「世界中の隣人よ」のMVを見たとき。コロナ禍でずっと家にいて、友達にも会えない毎日が続いていて、私の中にも無意識だけどストレスがあったんだと思います。この曲を聴いて、すごく心に染みたんです。
オーディションを受けようと思ったきっかけはいくつかあって、その中で大きかったのは「僕は僕を好きになる」のMVの聖地巡り的なことをしたこと。
たまたまロケ地が見慣れた場所だとわかったときに、今まで手の届かないところにいると思っていた乃木坂46という存在が急に現実味を帯びてきて。
ただ単にファンとして好きという気持ちから、「グループに入れたらきっと楽しいだろうな」みたいな気持ちが芽生えたんです。
秋元(真夏)さんがSNSでオーディション当時の思い出話を綴っていたのを読み、「あ、この人たちもオーディションを受けて乃木坂46になったんだよね」と当たり前の事実に気づかされて、そこで応募しようと決めました。
ただ、ゆらゆら気持ちが揺らいでいて、必要事項を書き込み終わっても、応募ボタンをクリックできないままで。
4期生の賀喜遥香さんが配信映像の中で、「応募する前に、“こうなったらどうしよう”と悩んだり、不安になることもあるだろうけど、まずは考えずに応募してみよう」と言っていて。「そっか、考えるのは応募してからでいいか」と、賀喜さんの言葉に背中を押されて、応募ボタンを押しました。
審査で覚えているのは、自己PRのときに、特技として描いた絵を持参したんですが、今まで勉強し続けてきたデッサンを見せればいいのに、なぜか使い慣れてない水彩絵の具で描いた自画像を見せてしまったんですよね。びっくりするぐらいへたくそで全然似てないんです。今でも、「なんであんなことしたんだろう!」って(笑)。
いろんな質問もされて、印象に残っているのは、「最近、美術女子が増えてきたけど、なんでだと思う?」など。なんて答えるのが正解なのかわからなくて、すごくあせっちゃいました。
グループに加入したと実感できたのは「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」。ステージに立てたことももちろんなんですが、わからないことがあって、キャプテンの秋元さんや副キャプテンの梅澤(美波)さんにいろいろ教えていただいた時間のほうがより実感が強かったです。
5期生というくくりではなくて、一対一で先輩が私に話してくださったときに、メンバーの一員になれたんだなと感動しました。今までずっと、先輩たちは画面越しに見てきた方たちなので、その感覚が少しずつですが薄れてきています。
スタートをきったばかりですが、自分の心の中で決めていることは、“ひとつひとつ丁寧に。慣れないように”。
私の性格は、慣れてくると雑になりがちだし、気まぐれな部分もあるんです。だから、オーディションに受かったときに味わったあのドキドキ感、初心を忘れないように。忙しくなったとしても、ちゃんと心を伴いながら活動したいですね。
それに経験上、すっごいテンパると必ず失敗するタイプなので(笑)、深呼吸も忘れずに。これから夏にはツアーが始まります。ライブのパフォーマンスにも力を入れていきたいし、先輩たちから学べるすべてを吸収して、ライブを重ねるたびに進化していけたら。その姿を見守っていただけるとうれしいです。
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Source: 乃木坂46まとめの「ま」