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控えめな性格だが、本番では気持ちを切り替えるなど、フィギュアスケート経験者らしい強心臓の一面も。期待の新星が胸の内を明かす。
5期生曲センターはスタッフからの連絡で知った。「フォーメーションが書かれたファイルが送られてきて。ポンと押して、見たら『おおっ』て。1列目の真ん中だったので、目を疑いました」。その日は「面白いくらいついてない1日だったんです」と回想した。
「大学に行く時、まず大事なキーホルダー的なものをなくして。携帯も道に落として、後ろの人に拾ってもらって。電車でショルダーストラップが切れて、乗り換えたら今度は妹が作ってくれたビーズのストラップも切れて。電車中の方々に拾わせてしまって。さらにおろしたてのカバンにミルクティーをぶちまけちゃって…。『なんて日だ!』って思って夜、家に帰ったらフォーメーションの連絡が来ていました。てんてこ舞いでした(笑い)」
今年2月に加入した5期生のオリジナル楽曲は「絶望の一秒前」「バンドエイド剥がすような別れ方」に続き3曲目。「これまでの5期生曲で(井上)和のセンターも(菅原)咲月のセンターもすごく良かったので、その次が私かと思うと正直怖かったです」と吐露。「マイペースでネガティブ」という性格らしく弱音が先行したが、MV撮影では気持ちを切り替えた。
「私は言葉でみんなを引っ張るタイプではないので、少しでもパフォーマンスを磨こうと思いました。MV撮影当日は、やっぱり全力で楽しまないといけない、と思いました。一生に1度のセンターだ、という気持ちでした」
小2から高1まで9年間続けたフィギュアスケートのたまものか、舞台度胸があってハートは強そうだ。得意技はレイバックスピンで、ダブルアクセルを成功したこともあるという。「今でもフィギュアは大好きです。たまに滑りたくなっちゃいます」と笑った。
今年2月に加入したが、学業などの関係で他のメンバーよりお披露目が遅れた。5期生のレギュラー番組、日本テレビ「新・乃木坂スター誕生!」にも途中から出演。「私が最初に出た時から、みんなはすごいしゃべれていて。悩みました。表情もめちゃくちゃ硬かったです」と振り返った。
高校卒業、乃木坂46加入と激動の1年だった。漢字1文字で表すならズバリ「変」という。「まず環境が大きく変わりました。自分も少しは変わったの、と思います。乃木坂に入った当時に比べたらしゃべれるようにはなったのかな、と思いますけど…まだみんなに追いついたとは思えないですね」と謙虚に語った。
センター発表時は「さくたんセンター」のワードがツイッターでトレンド入りするなど話題となった。今日6日には横浜・ぴあアリーナMMで行われる「新・乃木坂スター誕生!」のライブにも出演する。「先輩方の10年以上の積み重ねがあって、私たちがいるので。頑張って恩返しをしていきたいです」。芸能界というリンクで、花を咲かせる。
◆川﨑桜(かわさき・さくら)2003年(平15)4月17日、神奈川県生まれ。昨年7月から応募開始した乃木坂46のオーディションを経て、7987の倍率をくぐり抜け今年2月に5期生として加入。愛称「さくたん」など。155センチ。血液型不明。
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Source: 乃木坂46まとめの「ま」