「昨年から断続的に漏水している部屋があったのです。ハロプロの子たちの部屋が原因になった可能性が高いらしくって……」

そこで、漏水被害が続いていた部屋の住人に話を聞くべくマンションを訪ねた。すると、数か月に及んだという漏水対応への苦労を滲ませながら、取材に応じてくれた。

「昨年11月上旬に玄関の天井から水が垂れてきて。その後、12月にも漏水があり、今年の1月1日からは毎日続きました。マンション全体の管理会社に伝えても、全然対応してもらえませんでした」（被害部屋の住人、以下同）

ハロプロ寮を管理していた不動産会社が、調査を拒否していたのが原因だという。

「これまでも何度か漏水はあったのですが、都度、マンション全体の管理会社を入れて解決していました。でも、数年前にハロプロ側が自費で配管を整備したそうなんです。それ以降は、ハロプロ寮の不動産会社が“漏水など起こるはずがない”と判断していたのだそう。住んでいる女の子に直接“事務所の人に伝えてほしい”とも伝えましたが、それでもダメで……」

マンション理事会の働きかけによって、1月中旬にようやく調査が行われた。

「その結果、彼女たちの部屋の浴室と洗面所の配管が原因だとわかりました。なので、彼女たちがお風呂や洗面台を使うたびにポタポタと水が垂れてきて……。それがわかってからも対応や謝罪はなく、漏水が続き部屋にカビが生えて、肌荒れや蕁麻疹が出るようになりました」

放置された結果、2月下旬には、さらに被害が発生する。
「クローゼットを開けたら、コートや帽子、バッグなどが水浸しになっていたんです。可能なものはクリーニングに出しましたが、ダメになってしまったものも多くって。買い替える費用やクリーニング代を合わせると、35万円ほどの被害になります」

ハロプロ側の対応があったのは、さらに約1か月後。

「3月末に、ハロプロの会社の取締役とハロプロ寮の不動産会社の方などが謝罪に来ました。ハロプロ側も、不動産会社から漏水について知らされたのは最近みたいでしたが……。でも、何か月も放置されて、誠意が全然感じられないですよね。漏水の発生時点でひと言でも謝罪があれば、少しは気持ちに折り合いをつけることができたかもしれません。メンバーたちは漏水発覚後に仮住まいに引っ越したそうですが、彼女たちを守るだけでなく、私たち住人のことも考えてほしかったです」

　“超超超 いい感じ”にはならなかった─。

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