「せっかく黒髪で清楚だったのに」宮田愛萌が明かすアイドル時代の“生々しいメモ”…他人にラベルを貼ることへの思いを語る
https://www.bookbang.jp/review/article/778468(抜粋)
2022年末に日向坂46を卒業した宮田愛萌さん(26)は、19歳の頃から約5年間、アイドル活動に身を捧げてきた。大の読書好きである宮田さんは、卒業の翌年に『きらきらし』で小説家デビューも果たしている。そんな宮田さんが、アイドル時代に髪色をピンクに染めた際に心無い言葉を投げかけられた経験を振り返りながら読み解いたのが、柚木麻子さんの短編集『あいにくあんたのためじゃない』(新潮社)だ。
断片的な情報だけで勝手に決めつけられて期待され、勝手にがっかりされ、批判の言葉すら浴びせられる。アイドル時代の生々しい内容のメモを見返しながら、宮田さんが語る本書への思いとは。
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昔、私が髪をピンクに染めた時「せっかく黒髪で清楚だったのに」「文学少女キャラやめたのかな残念」なんて色んなことを言われた。私が黒髪だったのは18才が最後で、それ以来ずっと髪は茶髪だった。だから文学少女イコール清楚イコール黒髪というイメージだけで私を語っているのだなあと思うと少し面白かったことを当時のメモに記している。
別に私は自分のことを「文学少女キャラ」だと名乗ったことはないし、なんなら「比較的ギャルだと思います。いえい」と名乗っていたにもかかわらず、おそらく「本が好きで日本文学科出身」という情報だけで、勝手に期待されて勝手にがっかりされていたのだと思う。
この『あいにくあんたのためじゃない』という本に収録されている話に登場する人たちは、こんな風に、他人を勝手に判断し、見ているという感覚がはっきりと描かれている。
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Source: 日向坂46まとめ速報