取材班が入手した4000通以上に及ぶLINEのやりとりの中には、100以上におよぶ「好き」「バナナ」
「ミルク」などといった卑猥な意味の言葉や絵文字が並び、局部を写したわいせつ画像までもが添付されていた。
相手男性は要求に応じて返信しているが、この2人の関係が、
大手芸能事務所の大幹部と若手新人アイドルだと見え方も変わってくる――。
幻冬舎・箕輪厚介氏が編集者の立場を利用してライター女性に対してセクハラを行ったという 文春オンラインのスクープ は、
出版業界内外で波紋を広げている。セクハラ被害を告発する「#MeToo」運動が世界的に広がるきっかけになった米ハリウッドの映画プロデューサー、
ハーヴェイ・ワインスタイン氏による女優たちへのセクハラ事件も記憶に新しい。
本件も力関係の構図はまったく同じだ。タレントの生殺与奪の権を握る芸能界の大御所プロデューサーであり
歴史ある芸能プロダクションの大幹部が、自分の権力を笠に着て、若手タレントを“手籠め”にしていたのだ。
若手男性アイドルが受けた卑劣極まりないセクハラ行為
テレビ業界に大きな影響力を持つ、最大手の芸能プロダクション「株式会社ワタナベエンターテインメント」。
その常務取締役の要職に就く大澤剛氏(47)が、自身がプロデュースした若手男性アイドルに対し、約1年間にわたって、
卑劣極まりないわいせつ行為や肉体関係を含むセクシャルハラスメントに及んでいたことが「文春オンライン」特集班の取材でわかった。
被害男性のA氏(20代)は記者に対し、セクハラの事実を認めた。大澤氏は既婚者だ。
中山秀征、恵俊彰、石塚英彦、ネプチューン、ハライチ、アンガールズ、立川志らく、城田優、志尊淳、松本明子、
イモトアヤコ、柏木由紀など、多くの有名タレントが所属するワタナベエンターテインメントは、吉本興業やジャニーズ事務所と並ぶ業界最大手の芸能事務所だ。
戦後、給料制を導入し著作権管理にもいち早く乗り出し、興行の世界を近代化させ、
昭和の芸能界にて覇権を握った「ナベプロ王国」こと渡辺プロダクションの直系で、昨年の売り上げは100億円に及ぶ。
ワタナベエンターテインメントの社長は渡辺プロダクションの創業者で“芸能界のドン”と呼ばれた渡辺晋、
美佐夫妻の長女・渡辺ミキ氏だ。2000年、渡辺プロダクションは組織改変により、芸能プロダクション部門を分社化。
タレントを管理するワタナベエンターテインメントこそが現在のナベプロ王国のメインストリームだと言える。
渡辺ミキ氏は渡辺プロダクションの代表取締役会長も務め、代表取締役社長には妹の渡辺万由美氏(トップコート社長)が就いている。
大澤氏は1991年、静岡県浜松市内の高校を卒業し神奈川大学に進学。自動車会社に就職した後、1998年に同事務所に入社し、メディア広報を長年担当している。
「黒髪長髪メガネの優男ふうの外見ですが、業界でも有名なイケイケの豪腕広報。
事務所タレントのスキャンダル対応は特に有名で、芸能界の表にも裏にも精通しています。
大澤さんといえば、強気の交渉術が有名です。記者に何度も電話をかけたりしてタレントの致命傷ネタを“骨折”程度にうまくまとめる。
業界での影響力もミキさんの次に大きく、『ナベプロナンバー2』と周囲から言われています。
一方で、自分の意見を頭ごなしに押し通すところがあるため、タレントをはじめ身内にも多くの敵がいます。
同社所属の柏木由紀や志尊淳など若手タレントと親しく、現在の2人の人気の裏には大澤氏のバックアップがありました。
今年秋に公開される志尊が主演する映画『さんかく窓の外側は夜』ではエグゼクティブプロデューサーとして名前を連ねています。
同作は元欅坂46の平手友梨奈さんの出演でも話題になっています」(芸能デスク)
2015年に取締役に就任した大澤氏は、広報業務の他にアイドルのプロデューサーとしても手腕を発揮した。
A氏が所属していたのは大澤氏が担当する人気イケメンアイドルグループだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5ec57c14e2def75764c3cc99407f2270e97be04
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Source: SKEまとめもん