最近K-POPを聴く機会が多く、いろいろ考えました。日本では、特にこの20年くらいの間に韓国カルチャーが浸透しましたね。男性
ヒップホップグループのBTSは米国でビルボード誌の1位、グラミー賞にもノミネートされています。BTSの他にもTWICE、BLAC
KPINKといった女性グループもとても勢いがあります。
これがですね、本当によくできているのです。まず彼らは皆、歌がうまいし、ダンスもうまい。そして音楽も、特にアレンジやミックスがい
い。音楽的にもスターの生み方という点においても、世界基準による判断で世界的なはやりに合わせつつ攻めてます。
さて翻ってJ-POPはどうかというと、今現在、J-POPとK-POPのあり方は本当に対照的だと思うのです。
昭和の時代はヒットチャートに歌謡曲やフォークソングに混ざって洋楽もよく入っていましたが、平成に入ってからは若い人たちがどんどん
洋楽を聴かなくなりました。その結果、J-POPのみに影響された人たちが次の世代のJ-POPを作るようになってきたのです。それはあ
る意味、J-POPが成熟したといえる部分もあるでしょう。そうして現在のJ-POPは世界的にかなり風変わりな、ガラパゴス的進化を遂
げました。どういう部分が風変わりなのかは音楽的な分析をし始めるとちょっと面倒なことになるのでやめますが、かなり独特な音楽です。
一方で昔から日本という国は、海外からなんでもかんでも取り入れては換骨奪胎して日本独特の文化に変換してしまうのが得意でした。おい
しい飲み物として中国からお茶を持ち帰ったら茶道なんてものにしてしまうし、中国画のコピーから始まったであろう画法も、いつの間にか浮
世絵として独特のデフォルメを加えてしまうといった具合です。
また日本は異性に対してネオテニー的な、未成熟な部分を愛でる傾向が世界の中でもダントツに強いですよね。大体どこの国でも男性なら筋
骨隆々でひげも濃いとか、女性ならいわゆるグラマーなタイプがセクシーといわれて好まれる傾向が強いと思います。しかし日本では男女とも
に人気アイドルは皆どこか未成熟感を漂わせています。
ただ、それは良い悪いということではなく、感覚の相違があるというだけです。最近では日本のネオテニー志向から派生した“カワイイ”と
いう言葉が、世界的に認知されつつあったりもします。
世界基準で勝負する、あるいはオリジナリティーを研ぎ澄ませる、どちらもありだと思います。いつかガラパゴス的進化を遂げ続けたJ-P
OPが、世界に衝撃を与えて大流行する日も来るのかもしれません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f0a0ba42a0d92f385c57589c4b24e9d29b929b7
織田哲郎さんの楽曲
【MV full】 君のことが好きだから / AKB48 [公式]
https://www.youtube.com/watch?v=PjgyH3lVI18
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Source: 地下帝国-AKB48まとめ