グループ卒業後にAV業界でデビューし、不動の立場を確立した三上悠亜など多様な人材を輩出している。
しかし、きらびやかな芸能界で活躍する元仲間を尻目に、犯罪者にまで落ちぶれてしまったメンバーもいる。
12月2日、詐欺罪などの罪に問われた元SKE48メンバーの山田樹奈被告(23)の姿は、名古屋地裁の大法廷にあった。辛島明裁判官は「犯行は計画的かつ組織的で悪質だった」と指摘した上で「詐欺の実行行為で重要な役割を果たした刑事責任は軽視できない」として懲役1年6月、執行猶予4年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
黒のジャケットに白いシャツ、長めのスカート、髪は後ろで一つ結び。まるで就活生のような元アイドルらしからぬ地味な服装で山田被告は、化性っ気のない深刻な面持ちで、ほとんど体を動かすこともなく裁判官の言葉に耳を傾けていた。
この裁判で驚いたのは、辛島裁判官が判決文を読み上げた後、山田被告に対して国選弁護費用の免除を言い渡したことだ。
一般的に国選弁護人を選任する場合には資力が50万円未満であることが必要で、執行猶予になった後に支払いを求められるケースもある。しかし、執行猶予となりながらも費用を免除される山田被告には、金銭的な余裕がまったくないということになる。
仮にも元アイドルで、数千万円を搾取したとされる詐欺グループの一員だったにも関らずだ。
担当の社会部記者が解説する。
「山田被告は当時の交際相手で同じ罪に問われた田口零朗被告=懲役2年、執行猶予4年=と一緒に、多くの若い男性に投資詐欺を繰り返していました。
役割分担は、山田被告がまず出会い系アプリで“カモ”を探します。そして、さも投資で利益を出して贅沢な暮らしをしているかのような、『山本ゆき』という偽名のツイッターアカウントを見せ信用させるのです。
その後に投資の師匠という設定の田口被告を紹介して、指導名目で、ネット上に転がっている情報で作った資料を渡し、一人50万円か100万円をだまし取っていた。詐欺グループの中では一番被害者と関わりが深く、そして一方で使い捨てられるような末端の役目でした」
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Source: SKEまとめもん