元SKE48山田樹奈の有罪判決が告げる「1億総アイドル時代」の終焉…誰もが時代の“犠牲者”
AKBグループの派生SKE48の元メンバー山田樹奈(23)が詐欺罪などに問われ、懲役1年6月、執行猶予4年の判決を言い渡された事件は「一億総アイドル」時代の終焉を告げる象徴的な出来事ではないか。
出会い系アプリでカモを探して勧誘していた山田は偽のプロフィルに年収1000万円などとうたっていたが、詐欺グループでは末端の、使い捨てのような実行役。
自分も主犯格の車舘宙生容疑者(25=公判中)にだまされ70万~80万円を払い、その金を消費者金融から借りて借金を負っていたとされる。
公判では、彼女に金銭的に余裕がまったくないことから国選弁護費用の免除も言い渡された。やった罪は変わらないものの、きらびやかな芸能界から転落したアイドルの悲しい末路との声もある。
「山田樹奈は中学生でオーディションに合格、SKE48の6期生としてステージに立っていましたが、6回立候補したAKB選抜総選挙はすべて圏外。
19年に卒業後もSNSなどで発信を続けてはいたのですけど、ソロで仕事が来るほどの人気も実力もなく、表舞台から消えていった。148センチと小柄ながら、頑張ろうとピョンピョン跳びはねていたのを覚えています」(週刊誌芸能担当記者)
■「世の中のことがよく分からないまま詐欺グループに…」
「アイドルをやっており、社会経験がありません。世の中のことがよくわからないままに、詐欺グループに入っていました」と、山田は被告人質問で語ったそうだ。AKB48が大人気だった頃、派生グループがいくつも生まれ、また同様の美少女アイドルグループやらインディーズ、地下アイドル、自称アイドルまで出てきて、一億総アイドル時代とも呼ばれていた。
SKE48は名実ともにトップクラスだが、その元メンバーの山田でも、アイドルを辞めた後の第2の人生は容易ではないことがわかる。
「若い頃にアイドル活動に専念したことで、引退後に社会で仕事を探しても選択肢が限られるうえ、アイドルとしてのキャリアも一般社会では何のプラスにも働かず、潰しがきかない。
そう訴える元アイドルたちは少なくありません。20代にして燃え尽きたり、スポットライトが忘れられず、いつまでもアイドルであり続けようとしたり、メンタルケアの必要性を求める声もある。
誰もが時代の犠牲者といえます」(前出の週刊誌記者)
一方で、引退後も道を切り開いているアイドルも存在する。
SKEでも、松井玲奈のように卒業後も女優として活躍したり、
AV業界に転身して絶大な人気を誇る三上悠亜のようなケースも。
またSKE48チームEの元リーダー梅本まどかはモータースポーツのラリー競技に挑戦、「コ・ドライバー(ナビゲーター)」として全日本ラリー選手権に参戦するなど多様な人材を輩出してもいる。
山田樹奈は現在、まっとうな仕事を見つけて働いているという。アイドルになれると夢を見た少女に罪はないはず。夢につけ込んだ大人こそ断罪されるべきだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3297d77b6f6d25fad8dda6807e1df70077e32e6c
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Source: SKEまとめもん