同ドラマは、2015年後期の連続テレビ小説『あさが来た』などを手掛けた大森美香氏が脚本を担当。〝日本資本主義の父〟と呼ばれる実業家の渋沢栄一の半生が描かれた。
最終回は、老年になった栄一(吉沢)がワシントンの軍縮会議に合わせて渡米。移民問題など悪化した日米関係の改善に尽力する一方で、関東大震災が発生してしまう。周囲の心配を横目に救援の最前線に立った栄一は、内外の実業家に寄付を呼びかけて資金を集めた。しかし、募金を呼びかけている最中に満州事変が勃発。救援物資の受け取りを拒否されてもなお栄一は諦めず、病床から自らの思いを伝え続け、最後は家族に見守られて旅立った。
感動の最終回に視聴者からは
《目頭が熱くなりました。久々に心にしみたドラマでした》
《最後の最後まで走り続けた栄一らしい清々しいラスト。ラジオメッセージでかっさまの教えを口にした時から涙が止まらなかった》
《間違いなく後世に残る名作! 吉沢亮さんお見事です。お疲れ様でした!》
《ドラマで学ぶ日本経済史でもあり、歴史は昔からお金を動かす人達(民)も動かしている事を改めて感じました。再放送されたらもう一度見たいです》
など、大きな反響を呼んでいる。
『青天を衝け』が低視聴率だった原因は…?
しかし一方で、最終回に酷評の声も多く、ネット上には
《脚色だらけで本当に伝えるべきことを伝えなかったな。NHKのドラマは主人公を聖人君子化し過ぎる》
《はっきりいって、主だった偉人が皆死亡した後で最終回としては面白味に欠ける部分が多い》
《ラスト2回は放送時間増やしたのに大して面白くなかったなぁ。泣かせよう泣かせようとする演出に逆に冷めてしまった》
《見応えのある大河だったと思うが、正直、功成り名を遂げた最終盤は興味が薄れた》
などのコメントが寄せられている。
「最終回の視聴率11.2%は同作で最低の数字。ドラマは一般的に最終回の視聴率が上がりやすいことを踏まえると、いかに『青天を衝け』から視聴者が離れていったかがわかります。しかし最終回が放送された同時間帯は、羽生結弦の出場する『全日本フィギュアスケート選手権2021男子フリー』(フジテレビ系)が放送され、14.4%の高視聴率を記録しました。その影響もあってか、大河の方は惨憺たる結果になってしまったのでしょう。しかし『青天を衝け』の期間平均は好調時で14.1%と悪くありません。少年時代から老齢期に至るまでの渋沢栄一ストーリーをテンポよく描いていることに加え、合戦シーンが見どころの三英傑時代と互角に勝負をしているあたり、視聴者の評価も大きいです。また、既存の幕府目線や新政府目線ではなく、渋沢栄一視点でドラマを描くことによって、視聴者に新風を送り込めたといえるでしょう」(テレビ誌ライター)
タイムリー視聴が好ましいフィギュアスケートの放送が重なり、視聴率が低下したのは不運と言えよう。しかし最後まで堂々と渋沢栄一を演じ切った吉沢に、拍手を送りたい。
https://myjitsu.jp/archives/324864
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Source: SKEまとめもん