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2021年1月27日リリースの乃木坂46の26枚目のシングル『僕は僕を好きになる』で初センターに抜擢されて以降、立て続けに連続ドラマ出演するなど、いまや“国民の彼女”的存在となった「成長の秘密と魅力」に迫る!
ーーー ’21年は、まさに“飛躍”という言葉がぴったりの年でしたが、振り返ってみていかがですか?
1年前の今ごろはシングル表題曲の初センターに選んでいただいて『ヒルナンデス』のシーズンレギュラーが決まって『あざとくて何が悪いの?』内の連ドラの撮影が始まったころ。いただいたチャンスに対して結果を残したいと気を張っていたのを思い出します。
それからドラマに出演させていただき、トーク番組の『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)にも呼んでいただいて。本当に想像していなかった世界を見せていただいています。
ーーーシングル表題曲のセンターに抜擢されたことは、個人の活動にも影響がありましたか?
もちろんです。番組などに呼んでいただいたときに“乃木坂46のセンター”と紹介してもらうようになって、背負うものの大きさをあらためて実感しました。「焦っていても仕方がない」と自分に言い聞かせながらも、考えすぎて眠れないこともよくありました。
でも、今振り返ると、年の初めに初めてのセンターを経験させていただいたことはタイミング的によかったなと。“乃木坂46のセンター”というプレッシャーを乗り越えられたという自信が、そのあと、さまざまなお仕事に挑戦させていただくなかで、不安に直面したとき、「大丈夫だ」と思える力になりました。
ーーー 『あざとくて何が悪いの?』内の連ドラでの“あざカワ”演技も評判になりましたね。
そうですね(笑)。それまで乃木坂46内で“小悪魔”とか“あざとキャラ”と言われていた個性がひとつのお仕事に繋がって、たくさんの方に知っていただけるきっかけになったのはすごく嬉しいことです。
ーーーそれから連続ドラマ2作品に出演。演技に対する気持ちに変化はありましたか?
そうそうたるキャストの方々と一緒にお芝居をさせていただいて、本当に勉強になりましたし、力不足も感じました。『着飾る恋には理由があって』では、出演者のなかでは年下だったので、毎回監督にたくさんアドバイスをいただいて、とにかく勉強しなければという思いが強かったです。皆さん本当にNGを出さないですし、「食らいついていかなきゃ」と毎日必死に台本を読んで。「間違えたら二度と現場に来られないぞ」という気持ちでやっていました。そうやっていくうちに、お芝居に対する向き合い方もガラッと変わったように思います。
それまでは、アイドルとしての活動とお芝居のお仕事の両立が難しくて「ダンスも台本も覚えなきゃ」と頭の中がごちゃごちゃになってしまうことが多かったのですが、気持ちの切り替えができるようになって、今まで自分が持てなかった視点で取り組めるようになりました。それからはメンバーにも「最近、変わったね」と言ってもらえることが増えました。
ーーー『じゃない方の彼女』では、不倫をするヒロインというセンセーショナルな役でしたが、かなりの挑戦だったのでは?
今は、乃木坂46の山下美月というより、役の野々山怜子の印象が強いと言ってくださる方もいて、その反響の大きさに驚いています。それだけ自分のお芝居を観ていただいているということなので、本当にありがたいです。
でも、撮影が始まったころは、インパクトのある役がゆえに、気持ちを揺さぶられることが少なくなかったです。怜子がやることに罪悪感が湧いて、小谷雅也役の濱田岳さんの顔を見られなかったときもありました。
それでも、「“野々山怜子”を見た人がキュンと心を揺さぶられなければ物語が盛り上がらない」と、自分を奮い立たせました。役柄の研究もたくさんしました。
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Source: 乃木坂46まとめの「ま」