取材が行われたのは、ドラマ撮影が始まる直前の朝一番。ハイテンションでもなければ、ローテンションでもない川栄が、淡々と質問に答えていく。「私、あんまりテンションが変わらないんですよ。不機嫌にもならないですし、逆に言うと『イェーイ！』みたいにもならない」。だからといって、相手に無愛想な印象は全く抱かせない。声のトーンこそ変わらないが、にこやかな表情で、笑い声も含みながら話を進めていった。

　そこには、確固たるポリシーがあった。「お仕事は人対人。もし、私が監督だったら芝居が良くても態度が悪い人は使いたくないなと思うし、あいさつしない人がいたら嫌だなって。ＡＫＢ４８時代から、常に礼儀とかを意識して生きてきました」。カメラを向けられているかどうかは関係ない。目の前の人と分け隔てなく向き合う姿勢が、多くの人の心をつかんでいた。

川栄李奈、ＡＫＢ４８で強くなった「何が来ても怖くない」女優活動１０年　今は「おバカ」を封印中
https://news.yahoo.co.jp/articles/3765974d9d61337fa30e2fd6cf371eb978dcf310

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